【JSリファレンス】RegExp.prototype[@@match]()

更新日：2024/06/14

RegExp.prototype[@@match]()は、RegExpオブジェクト(RegExpコンストラクターのインスタンス)のプロトタイプチェーンに組み込まれるメソッドです。

@@matchは仕様上の表記です。
プログラムコード上では、Symbol.match に置き換えられます。

RegExp.prototype[Symbol.match]()は、引数で与えられた文字列に対して正規表現のマッチング処理を行い、結果を返します。

gフラグが指定されている場合、結果はマッチした全ての文字列がセットされた配列です。

指定されていない場合はRegExp.prototype.exec()と同等の処理が呼び出されます。
そのため、最初に一致した文字列とキャプチャグループがセットされた配列を返します。

■構文

RegExp.prototype [ Symbol.match ] ( string )

■使用例

const rg1 = /(\d)(\d)/g;
const rg2 = /(\d)(\d)/;

const t = "ab12ab34c";

console.log( rg1[Symbol.match]( t ) );
  // [ '12', '34' ]
console.log( rg2[Symbol.match]( t ) );
  // [ '12', '1', '2', 
  //   index: 2, input: 'ab12ab34c', groups: undefined ]

■備考

String.prototype.match()の引数にRegExpオブジェクトを指定したとき、このメソッドが呼び出されます。
String.prototype.match()は、その結果をそのまま返します。

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